☆☆次は、カーネルのアップデートをしてみたいなぁ☆☆
Debian GNU/Linux(98)をハードディスクから起動できるようにGRUB98を設定します。GRUB98は基本システムに入っていますので設定するだけです。
■■ 起動メニュープログラムGRUB98の設定です。 ■■
※Linuxのカーネルはせめて2.4系は使ってみたいですよね。
(3)ブートローダの書き込み。
(1)GRUB98インストール用フロッピィを作成します。
シャットダウンしてしまった人は前項のようにレスキューディスクを使用してLinuxを起動し、rootでログインしてください。
初期化済みフロッピイをセットして、左のようにコマンドを打ちます。
(2)起動メニューファイル「menu.lst」を作成します。
■エディターでmenu.lstを作成します■
スクリーンエディターの ae を使用してみました。
( vi エディターは私を嫌っているみたいで)
# Time out の行から打ち始めます。
タイムアウトは30秒を設定しました。
デフォルト0でタイムアウトすればDebianを起動するように
しました。
(hd0,0) と /dev/hda1 は同じ第一パーティションを指して
います。
ハードディスクから起動すると、NECの起動メニューが立ち上がります。そこから、Linuxを選択して起動すると、今度はGRUB98のメニューが表示されます。Debian GNUを選択すれば、どうですLinuxが起動するではありませんか。
蛇足ではありますが、NECの起動メニューでLinuxを[f.1]キーで指定しておけば、電源ONでGRUB98が表示されるようになります。再度、NECの起動メニューを表示させたい場合は[TAB]キーを押したまま電源ONすれば表示されるようになります。
# ae /usr/lib/grub98/menu.lst
---------- menu.lst start ----------
# Time out
timeout=30
default=0
# Debian GNU/Linux 2.2.16
title=Debian GNU/Linux 2.2.16
root=(hd0.0)
kernel=(hd0,0)/boot/vmlinuz-2.2.16-pc9800pe root=/dev/hda1
# MS-DOS
title=MS-DOS 6.2
root=(hd0,2)
chainloader= +1
boot
---------- menu.lst end ----------
(ここでLinuxを一旦終了して、先ほど作成した「GRUB98インストール用FD」から再起動します。)
# cd /usr/lib/grub98
# dd if=stage1 of=/dev/fd0
# dd if=stage2 of=/dev/fd0 seek=1
command> install=(hd0,0)/usr/lib/grub98/stage1 d (hd0,0) (hd0,0)/usr/lib/grub98/stage2
0x8000 p (hd0,0)/usr/lib/grub98/menu.lst <Enter>
command> が表示されたら installコマンドを下記のように1行で打ち込み<enter>キーを押します。この例は第1パーティションにGRUB98をインストールしました。MBRはそのままですので、NECの起動メニューが生きています。
(これでGRUB98のインストールは終わりです。フロッピィを取り外して再起動してみてください。)
(4)ハードディスクから再起動します。。