☆☆次は、X-Windowも使ってみたいなぁ☆☆
Linux/98では安定版カーネルがkernel-2.4.20のようです。このバージョンにアップグレードしましょう。
■■ kernel-2.4.20にカーネルの再構築です。 ■■
※Linuxのカーネルはやっぱり2.4系ですよね。
(3)ソースプログラムとPC-9800用差分パッチの取得と展開。そして延々とコンパイル。
(1)とりあえず、Debianパッケージインストールの小手調べ。
とりあえず、su でスーパーユーザになって、3つのパッケージをインストールしてみましょう。

NTPサーバーは自分のプロバイダのNTPサーバーなど指定しましょう。 (例えば)  ntp1.plala.or.jp

visudo で最下行にある root を通常ログインする一般ユーザー名に書き換えましょう。

終わったら exit で su 状態を終わりましょう。
(2)カーネルの再構築に必要なパッケージをインストールします。
依存関係があるかもしれませんが、これでいけると思います。
ハードディスクから起動すると、GRUB98のメニューには新カーネルのDebian GNU/Linux 2.4.20が表示されているでしょうか? 選択して起動すると(おぉっペンギンが出た)、これで完璧です。
確認のため、uname -a <Enter>で起動しているバージョンを確認してください。
$ sudo apt-get install make patch zlib1 zlib1g
$ sudo apt-get install wget bzip2 fakeroot
$ sudo apt-get install cpp gcc binutils bin86
$ sudo apt-get install libncurses5-dev
$ sudo apt-get install libc6 libc6-dev
$ sudo apt-get install kernel-package debhelper
$ su
# apt-get update
# apt-get install apt-utils ntpdate sudo
# visudo
# exit
$
# cd /usr/src
# wget ftp://ftp.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.4/linux-2.4.20.tar.bz2
# wget http://downloads.sourceforge.jp/linux98/2532/linux98-2.4.20-20030302-diffs.bz2
# tar xfj linux-2.4.20.tar.bz2
# cd linux-2.4.20
# bzip2 -dc ../linux98-2.4.20-20030302-diffs.bz2 | patch -p1
# make menuconfig
   ---自分好みの設定に---
# make-kpkg clean    #念のため。初回不要、前回の残骸掃除。
# make-kpkg --revision pc9801-20050518 binary-arch
   ---メッセージがたくさん表示されて、ただいまコンパイル中---
               :
               :

(コンパイルにはしばらく時間がかかりますので、コーヒーブレークを楽しんでください。---私の場合40分かかりました。)
(4)ハードディスクから再起動します。
(Linuxでは root でのログインを極力避けます。そのため権限が必要なときは sudo をつけてコマンドを実行します。そのとき答えるパスワードは一般ユーザのパスワードです。)
# cd /usr/src
# dpkg -i kernel-image-2.4.20-pc98_pc9801-20050518.deb
   ---新しいkernelがインストールされました。---
# ae /usr/lib/grub98/menu.lst
----- menu.lstに追加 START -----
# Debian GNU/Linux(98)2.4.20
title=Debian GNU/Linux 2.4.20
root=(hd0,0)
kernel=(hd0,0)/boot/vmlinuz-2.4.20-pc98_pc9801-20050518 root=/dev/hda1
----- menu.lstに追加 END -----

   ---システムを再起動してみましょう---
# uname -a


(3)新カーネルの導入とGRUB98の起動設定をしましょう。
カーネルインストールの途中で、また LILO の設定をどうするか聞いてきますが、すべて No と答えてください。
patch の前の縦棒は [Shift] + [\] です。 --revisionパラメータはPC名と年月日を指定しました。

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